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勉強資料「安全な水」

発表時期:2019年7月

72カ国91河川の6割以上で抗生物質検出

世界中にある河川には下水が流れ込んでいます。最先端の下水設備を使っているとはいえ、完全には浄化されていません。特に人工的に加工された抗菌剤「抗生物質」は分解されにくいため、世界中の河川の3分の2から検出されています。

最近、イギリスのヨーク大学の研究チームが14種の汎用抗生物質について調査したところ、欧州で2番目に長いドナウ川から7種類の抗生物質が検出されました。このうち、気管支炎などの治療に使われる抗菌薬「クラリスロマイシン」が、安全な水の4倍の濃度であり、人間にとって身近な生活用水が汚染されている現状が浮かび上がりました。

ドナウ川

水道水やミネラルウォーターは安全か?

日本の水道水の検査基準51項目あります。しかし、アメリカの基準は200項目あります。もともと自然豊かな日本には綺麗な河川が多く、それほど多く基準項目は必要ありませんでした。しかし、発がん性物質や農薬類の検査項目が少なく、日本の水道水には有害な物質も流入しても発見しにくい状態です。

ミネラルウォーターの検査基準は26項目です。 ミネラルウォーターは『食品製造用水』に分類されており、水道水又は26項目の基準に適合する必要があります。 ミネラルウォーター は、地下水を原水としており、品質を安定させる目的のためにミネラルの調整や複数の原水とブレンドしています。世界中の河川が、抗生物質などで汚染され続けており、ミネラルウォーターの原水にも影響がないか危惧されています。

逆浸透膜による徹底的なろ過

アメリカでは、激安なミネラルウォーターが販売されていますが、不純物の混入率が非常に高いです。たまに目に見えない微生物も含まれてしまうことがあるそうです。 大手スーパーなどでは、殺菌作用がある PH9.0” や “PH9.5”  の ミネラルウォーターが売れています。しかし不純物を体内に取り込みやすいことには変わり有りません。このため、意識が高い人からは徹底的に不純物を除去した水が支持されています。

逆浸透膜は、水分だけを通すろ過膜のことです。塩分やミネラル分などの余計な物質を通さない構造になっています。 1950年代、アメリカで開発されました。当時、将来の水不足を対策するため、海水を淡水化させる目的に作られました。今後は、逆浸透膜などをつかって、できるだけ不純物を体内に取り込まない工夫が必要になってきています。

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